2019年大晦日
一年ぶりにブログを書きます。
自分自身への反省記録の意味も込めて、です。
2012年の設立以来、順調に走り続けてきたスーベニールですが、
ついに今年、逆風に押し戻されてしまいました。
もちろんいい状態がいつまでも続くことなどないことは、
今までの経営人生で痛いほど理解はしているつもりでしたが、
いざ結果として目の当たりにすると、さすがに気落ちします。
京都を中心に起こっている日本人観光客の大幅減少、また韓国を筆頭に
主要アジア諸国の来日減、消費減といった、予測しきれなかった環境の悪化が
主要因であることは間違いない、のですが、、
フォーカスすべきはここではありません。
一手遅れた。言い換えれば、知らないうちに本気度が欠落していた。
これを大いに気付かされた一年でした。
「いい状態にある時こそ、次の種をまいて育てるべき」と毎年のように
言ってきましたし、実践してきたつもりでいましたが、
イメージ通りに事が進まない、この2年ほどでした。
これはひとえに、会社のコンディションが良いことに甘え、
知らないうちに本気度が弱まってしまった経営陣の、
要は社長である僕自身の怠慢というか、弱さであると痛感しています。
ただ逆風が吹いたことは、悪いことばかりではないと感じています。
うちには、こういう時こそパワーを発揮するタイプが結構いますし、
危機感が逆に社内の一体感と元気を生み出している気もします。
「結局最後前を向けるか」どうかも、こういう時は顕著に現れます。
ついでに言うと、逆風で押し戻されたとはいえ、今までの積み上げのおかげで、
まだまだ様々なことに挑戦できる経営状態であることは間違いありません。
この一年を次にどう活かすか、これから真価が問われます。
2020年は僕にとっても会社にとっても、新しいステージの幕開けの年になります。
経営者となってからずっと考え続けてきた仕事や会社というものの在り方が、
先人達が築いてきた大事なものを失うことなく未来に向かうべく希望を込めて、
第二創業のつもりで、新しい取り組みをスタートさせます。
それに伴い、この形式でのブログは最後になるかもしれませんが、
ここ最近全然できていなかった、自分の頭の中の発信も改めて行っていくつもりです。
今年一年、お世話になった皆さまありがとうございました。感謝申し上げます。
また社員のみなさん、お疲れ様でした。
来年はいい年にしましょう!
2019年12月31日 大晦日
株式会社伊と忠・スーベニール株式会社
代表取締役 伊藤 忠弘