社風


 

社風というのは、ほっといても勝手に

形成されていくもので、それについて

真剣に論じたり、戦略的にコントロール

したりするものではないと、基本的には

考えています。

 

ただ、最近迷いが出始めているのも事実

で、ほっといても勝手にでは、らしい社風

は維持・継続できないのではないかとも

思うことが増えました。

 

なので、決してネガティブに捉えるのでは

なく、ウチが苦手な小難しいことは抜きに

して、でも「社風をつくる」ということを

常に頭の片隅におきながら、言葉や行動で

それを示していこうかなと思っています。

 

 

 


京都らしくない!


めずらしく、文句っぽい内容になってしまうのですが、
最近、京都人らしくない人が京都人を気取っているのが、本当に残念です。

ここで言う京都人とは、別に京都生まれ・京都育ちを指しているわけでなく、
京都で育まれてきた「らしさ」に共感できるか、京都が好きかということです。

気取っているだけならいいのですが、そのような人や会社が、
京都を核とするビジネス(例えば観光関連)なんかをすると、
一気にらしさが損なわれ、京都の本質ではない印象を世に送り出してしまいます。

そんなものは個人の主観に過ぎないと言ってしまえばそれまでかも知れませんが、
「らしさ」の本質と一定の範囲を捉えることは、地域ビジネスであるなら特に
とても大事なことで、個人的にこだわっていきたいと思うことです。

どんどんと新しいことに挑戦していくウチの姿勢は、
一見すると京都らしくないと映るかもしれませんが、
失敗は恐れずとも、京都らしくないものを生み出してしまうリスクについては
非常に重く考えていますし、その点については慎重に恐々進めている
のです。

とにかく儲けることだけを目的に京都ブランドを利用したり、
本質を巧みに隠しながら、表面的に取り繕った商品や店を出したり、
事実の解釈を捻じ曲げて大げさにPRしたり、
「京都らしくないなあ」と思うことが、ここ数年本当に目につくようになりました。

何とかしたい!と思っています。

僕がここだけは京都人らしくないと自覚しているのは、
我慢しきれなくなって、大人気なくこのように書いてしまう至らなさ、です。



思考癖


昨日、洛星中高時代からの親友と、同じく中高の一番親しいイッコ下の後輩と3人で
久しぶりに食事をし、こんな感じの話をしました。

小学校から塾に通って進学校に入り、そこでまた受験勉強をしていい大学に入り、
その後なんだかんだで今30半ばを過ぎた自分たちの強みって何なんやろ?

あーだこーだで結論は出ませんでしたが、思考できることではないかと。

思考ってみんな普通にしてるやんと言われるかも知れませんが、そうでしょうか?
僕は世の中には思考停止・思考放棄があふれていると思ってます。

思いを遂げようと思うと思考するしかないし、何より思い自体が思考から生まれてくるものです。
何となく今の日本には、思い・熱意・達成・飛躍といった思考の産物が足りないような気がします。

僕たち(勝手に友人・後輩も入れてます)の思考は、深く優れたものではないでしょうが、
それをカバーしあいながらバランスをとる個性と感性はあるような気がするので、
こんな仲間と何かしたいなあと思いました。



流れ星


「星」によわく、題名に惹かれて買って読んでしまいました。



そういえば、流れ星なんてここ何年も見てません。
よく覚えているのは、大学のサークルのみんなで滋賀の北の方でキャンプをしたとき、
満天の星空が本当に手が届きそうなぐらいすごく近くて、
寝転がって眺めていたら、星がびゅんびゅん流れていた風景。

久しぶりにそういう気分を味わいたくなってしまいました。

本自体は、読んだ後あたたかくなる感じの結末で、よいですよ。
ドラマでもやってたみたいですけど。



マジメな自分


この前タクシーの中で、ドラえもんのどこでもドアが欲しい!みたいな話になって、
「どこでもドアで仕事の効率上がるかな?そんな飛躍的に上げる自信ないな・・・」
と何となくつぶやいてしまったところ、
タクシーの運転手さんに、「お客さん、マジメですね」と言われました。

実は、自分がマジメな人間であると思ったことは生まれてこの方一度もなく、
むしろその反対側に近いところにいるのかなって思ってました。
でも最近出会った方々には、「伊藤さん、マジメですね」と、ちょくちょく言われます。

もしかしたら、イケてないのにイケてるって勘違いしている奴のように、
実はマジメやのにマジメじゃないって思い込んでいるのかも・・・

だとしたらかっこ悪いので、マジメな自分をちょっと認めようと思います。
はあ?って思うヒトたちも多数いるでしょうけど。

私のどうでもいい話はさておき、

自己認識と客観的現実のギャップについては真剣に考える必要があります。
商品もブランドも事業も、そしてビジネスマンとしての自分自身についても、
勘違いしすぎると命取りになることもあるのでご注意を。



人間の知


ノーベル化学賞を受賞された鈴木さんのインタビューの中で、
印象に残った言葉がありました。

「最近の若い人たちは理系に興味がなくなってきているらしいと聞くが、
これは日本にとって非常にシリアスな問題だ」というくだりで、なぜなら、

日本のような資源も何もない国は、人間の頭(知)こそが生命線だ

80歳の鈴木さんのこの言葉には、ドシンとくるものがありました。



仕事のノリ


昨日、社内のミーティングで話しながら、こんなことに気付きました。

・小学校の時に、ビックリマンチョコを箱ごと買ってやろうというノリ
・高校のテニス部で、みんなでインターハイを目指そうというノリ
・大学生になって、よくそんだけ謳歌できるなというぐらい遊びまくっていたノリ
・今の仕事のノリ

根底にあるものは、全部ほとんど一緒だなあと。

仕事の中で、思いついたり、挑戦したり、踏ん張ったり、反省したり、注意したり、することは、
多分周りからはそんな風に見えないでしょうが、こんなノリと一緒です。

だから仕事は楽しいし、やりがいがある。


こころ(ハート)


こころが温かいとか、ハートが強いとか言う時には、左胸を指すのが一般的です。

この前、何かのテレビで、正確には覚えていないのですが、

そこ(左胸)にあるのは、心臓という血液を送り出すただの器官で、感情も何も持っていない。
感情を生み出すのは、脳から分泌される成分で、要は脳が人間らしさの源であり、
こころ(ハート)なんてものはそもそも存在しない。

というようなセリフを聞き、なるほどその通りかも、と納得しました。

でもそれと同時に、
実体がないのに、こころ(ハート)という概念を生み出した人間はかっこいいと思いました。

レトロという言葉


レトロという言葉の持つイメージを統一するのに苦労しています。

レトロの本来の意味は、懐古的であること。昔のものや古いものが好きなこと。
でもイメージに置き換えると、かなり広がっていきます。

色使いが鮮やかで、大胆な花柄などの日本古来の友禅柄
竹久夢二が代表的な「大正ロマン」
50-60年代のアメリカのポップなプリント柄
ゆるくてかわいい昔のヨーロピアンテイスト

どれもレトロで、とらえ方は人によって様々です。
商品の企画ミーティングで、「レトロ感が足りない、違う」とか言っても、ちゃんと伝わらない。
だからデザインに関しては、言葉ではない違う方法をとるべきなのでしょう。

ただ、レトロという言葉の意味は、共通でしっかりと認識しておく必要があります。
昔を懐かしみ、大事に思い、そして好きなこと。
共感できなければ、ウチの会社で働いていても面白くないからです。

挑戦者


いついかなる時も、自分たちは挑戦者であり続けなければいけないと思っています。

勝手に自分たちの動くフィールドを制限して、その中だけでまわりを見渡していると、
安心や慢心で、挑戦者である感覚が薄れてしまうことがあります。
要は、井の中の蛙状態です。

それがたとえ「いばらの道」であったとしても、
挑戦者として臨んでいくことがかっこいいし、ビジネスの真髄じゃないでしょうか。
(まあ、しんどさにくじけてしまいそうになる時も多いのですが・・・)


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性別:男性
誕生日:1974年6月17日
血液型:B型
出身地:京都府
自己紹介:
伊と忠・スーベニールの社長です。
よろしくお願いします。

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