人事について
社長がしなければならない仕事の中でも、最も重要なひとつが人事の決定です。
ただ、人事に関する決定は非常に難しく、大いに悩まされます。
なぜなら、人事とは合理性と感情のハザマを揺れ動かざるを得ない最たるものだからです。
基本的には、合理性に基づいて粛々と人事を決定していくのが正解だと思っています。
個の事情や心情に寄り添い始めるとキリがないですし、そういうことが多くなればなるほど、
会社全体の将来に重大な支障をきたす恐れがあります。
とはいえ実体は、ハザマを揺れ動きながらの決定をしています。
基本スタンスとして、今私はそれをドラスティックに変えるつもりはありません。
説得力のある理由はないですが、ウチの会社のアイデンティティーの1つだと思っているからです。
ただ今後、これだけは間違えないようにしなければいけないと思っていることがあります。
会社組織とは、まずやるべきことがあって、それを成し遂げるためにヒトが存在する。
ヒトが存在するからといって、そこに仕事やポストを貼り付けてはいけない。
この前提に基づいて、ウチらしい判断基準を確立し、浸透させていきたいと考えています。