表現と経営


前回のカンブリア宮殿は、フレンチの「ひらまつ」特集でした。
内容も良かったのですが、村上龍さんの編集後記の一言「表現と経営」が響きました。

音楽や美術など芸術の表現とは少し違うかもしれませんが、
そもそもビジネスであっても自己や事象の表現活動が基本だと思いますし、
それと利益創出活動との両立のバランスをとるのが会社経営です。

この感覚を是非ウチで働く人たちにもつかんで欲しい。
表現することは何も事業やブランドレベルでなくても、
商品でも接客でもPOPでも事務書類ひとつでも、何でもいいんです。
自己を表現できることは、身近なところにたくさんあるはずです。

もし何も表現できていないのだとすると、それは作業です。
作業より表現(仕事)の方がエネルギーを使ってしんどいものですが、
その分面白いし、それこそが仕事の醍醐味です。

今のところ、僕の中には表現してみたいことが溢れているので、
当面の間は問題がなさそうです。



現実を視よ


ファーストリテイリング柳井社長の新刊です。
(発売されてもうしばらく経っていますが)



「一勝九敗」では、失敗を恐れるな
「成功は一日で捨て去れ」では、マンネリ化するな
そしてこの「現実を視よ」では、世界で闘え

非常に分かりやすいメッセージがドンっと伝わってきます。
いずれも僕の意思決定・行動に大きく影響を与えているものです。

今回の「現実を視よ」は今までの著書と大きく異なり、
ビジネスだけでなく日本という国について強くフォーカスされています。

読みながら、この本は柳井社長のある決断への布石じゃないかと
勝手に思っておりまして、それが近い将来実現されることを切に願っています。



洛趣会


今年も無事、第80回の洛趣会が終わりました。



今年はくろ谷さんで開催。



ウチは「京友禅 割付文様」をテーマに、
手描き友禅をあしらった花緒の草履、後丸表付下駄、みその袋などを揃えました。





和装は年ごとのトレンドというものがほとんどないので、
商品を通じての表現もカタイところでマンネリ化しがちです。

そういう意味では、この洛趣会に向けて「魅せる」商品を企画することが、
ブランドの新しい幅を表現するいいモチベーションになっていると思います。

これからも老舗のクリエーションをしっかりと追及していきます。



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性別:男性
誕生日:1974年6月17日
血液型:B型
出身地:京都府
自己紹介:
伊と忠・スーベニールの社長です。
よろしくお願いします。

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