おみやげへの想い(2)
前回(1)の続きです。
カランコロン京都の商品開発で
特に慎重に狙ったのは、
「ありそうでないおみやげ小物」
おみやげとは出来るだけ人を選ばない
裾野の広い商品であるべきだというのが
理由で、今もその考えは変わりません。
伊と忠の和装事業で慣れ親しんだ
染・織・縫などの国内技術を基本に、
従来のお土産にはなかった感性を
テキスタイル・ジャガード織・刺繍などの
様々な方法で表現した多くの布小物を
オリジナル商品の核として展開しました。
京都を始めとする染色・織物・縫製工場の
皆さんも、今までとは違う新しさに興味
を持って、ものづくりに協力くださっていた
ように感じます。
また、商品だけでは新しい土産店として
弱いと考え、全体の表現を監修して
いただくべく、何も知らず飛び込みで
日本有数のデザイン会社DRFTさんの
門を叩き、奇跡的にお引き受けいただけた
ことで、「ありそうでない新しい土産店」
が完成しました。
立地の良さも手伝い、開店後まもなくから
多くのお客様で盛況が続きました。
地域の工芸メーカーとタッグを組み、
日本のものづくりにこだわりながら、
京都の新しいおみやげマーケットを
開拓しwinwinの関係を築けたことで
このビジネスモデルへの期待と自信が
深まりました。
2005年に立ち上げたカランコロン京都、
もちろん今でも当社の核ブランドであり
昨年の夏には、京都の観光メッカである
清水の三年坂にもお店を構え、
ついに今年2月7日には、念願であった
京都観光のハブ、京都駅八条口への
出店を果たすことになりました。
詳しくはリリースで。
(つづく)